おはようございます。ますです。
雨だから、寒いから行くの辞めようか。そう思ってた。
でもね、街のお店の中でふとこれを目にした時から気になって。
ワークショップは流石に子供向けのようで、子供のいない私にはちょっと参加出来ず、展覧会だけ覗いたのだけど、うわ。なんじゃこりゃ?なぜこんなことに?どんな音が出るの?と頭の中は疑問符だらけになってた。
コンサートも親子連ればかりかなぁと少し気後れする。
でもせっかく函館で明和電機が観れるなら観てみたい。
「気になった人には会いに行かないと」という精神で当日だけどチケットをポチった。
明和電機ってあの明和電機?
そう、あの明和電機です。私の中の印象は「たけしの誰でもピカソ」に出ていた不思議すぎるアーティスト。
チラシ裏面のプロフィールから引用。
明和電機は土佐 信道(とさ のぶみち)プロデュースによる芸術ユニット。青い作業服を着用し作品を「製品」、ライブを製品デモンストレーションと呼ぶなど、日本の高度経済成長を支えた中小企業のスタイルで活動。
このチラシの真面目な顔で不思議な物を背負っているのが明和電機社長 土佐 信道 さん。
会場の雰囲気
さて時間も近づいてきたので会場に向かいました。
会場の函館市公民館は昭和8年「函館市青年會館」として建設された建物。その後の函館大火により焼け出された函館地方裁判所の庁舎として 一時使用された他、戦後は占領軍に一時接収されるなどいくつかの変遷を経て、昭和22年5月「函館市公民館」として開館。
改修は何度となくされているのでしょうが、この街に合うレトロな建物なのです。
照明も雰囲気あるでしょう?
ピアノとかクラシックの演奏会場のイメージですが。ここで明和電機…どんな感じになるのでしょうか。
開演
始まるから、携帯の電源を切らないと。よく観て雰囲気がきちんとブログで伝わるように覚えないと…。そう思っていたら、アナウンスで
「本日はお越しいただきありがとうございます。…中略…なお、本日の公演の写真撮影、動画撮影はOKとなっております。じゃんじゃん拡散して下さい!」との太っ腹アナウンスが。やるな。明和電機!
遠目に見ても不思議な楽器が盛りだくさん。
それぞれの楽器のスタイルに合わせたパフォーマンスで演奏されていきます。
「100Vで動く、生音である、演奏方法がバカバカしい」という三大原則のもとに楽器を開発してるそうです。チラシの裏に公演での主な登場製品(楽器)が載ってました。ベロミンとか何これ?って思うでしょう?舌をビヨヨ〜ンって弾いて音を出すんですよ。ただ、それだけ(笑)
その楽器の持つ形・音・動きを最大限引き出した曲の演奏、パフォーマンスが、秀逸。時にシュールに、時に熱く明和電機社長と工員さんが歌って踊りました。
この函館公演は地元大学であるはこだて未来大学(システム情報科って言ったかな?)の学生さんと先生も参加協力していました。函館公演とのことで、北島三郎「函館の人」も演奏されましたが、先生は歌う場面で歌詞が飛んじゃったりしてなんだかお茶目な先生でした。
写真がボケボケですが、楽しい雰囲気伝わりますでしょうか??
レトロなステージの中で「不思議に動くおもちゃのからくり箱」を見ているような感じでした。
実際演奏を観てみて「絶対、普通に演奏した方が楽で早い!」と感じながらも、だからこそ明和電機の楽器やパフォーマンスの持つ「バカバカしさ・面白さ」が際立ちます。「真面目にふざけたことをする」って楽しいですよね。老若男女が足を運んでましたが皆が観て楽しめるのにはこういうわけがあるのかな。うん。行って良かった!
結成25周年 今後の活動は?
明和電機、国内外でライブや展覧会の活動をしているようです。
結成25周年を迎える今年は、大分美術館、長崎県美術館で大型展覧会を開催予定とのこと。お近くにお住まいの方は足を運んで、このバカバカしくも愛おしい楽器とパフォーマンス、ご覧になってみてはいかがでしょうか?
明和電機ナンセンスマシーン展 in 大分
・会期:2018年7月7日(土)~9月24日(月・祝)
・会場:大分市美術館(〒870-0835 大分市大字上野865番地)
明和電機ナンセンスマシーン展 in 長崎
・会期:2018年10月6日(土)~11月11日(日)
・会場:長崎県美術館(〒850-0862 長崎県長崎市出島町2番1号)
(明和電機HPより引用)
ちなみに函館では
明和電機オモチャができるまで展が
・会期:5月20日(日)(本日)まで!
・時間:10:00〜20:00 入場無料
・場所:無印良品シエスタハコダテ
で行われております。
本日演奏していたオタマトーンなどの明和電機製品(楽器)も販売してますよ。ま、ネットでも販売してますが。
明和電機さん、これからも頑張ってください!では!