あの人へラブレター

お昼にお客さんを毎日迎えていた あなた

学生の時、社会人になってから

学校や仕事があるから

いつでもあなたを見られるわけではなかった

時々、風邪を引いた時などにあなたを見ることができるのは

弱った自分への慰めであり

日々の頑張りへのちょっとしたご褒美のようでした

だからお店を辞めた時

もう絶対こんなお店は現れないんだと思うと残念でした

 

見慣れたお店から外へ出て

いろんな土地を歩いているあなたの姿を見ました

あなたの魅力を再発見しました

私の住む街も訪れてくれましたね

住んでいる人ですら気にとめなかった事に

あなたの思考の広さ深さを感じました

その思考に近づきたいと

なぞるように同じ道を歩いてみたりしました

 

夜空にかかった虹の橋

そんな行灯の光るあの店で

楽しそうに過ごしていたあなた

お客さんもお店のママもあなたとの会話で

幻のような愉しい世界が作られてましたね

あなたの観察力、表現力、会話力

一流のエンターテイナーだけど

ただの人を演じる

もしくは

ただの人なんだよと見せてくれたてたのか

どこまでも冗談めいた姿の奥に

あなたの哲学が垣間見れた気がしたのです

 嘘か誠か

もしくは、その狭間を

あなたは楽しまれてたのでしょうか

 

また、あのお店で過ごす姿

お昼のお店での姿

眺められたら幸せなのでしょうが

あなたはあなたなりの美学で去ったから

私も何かの去り際には

その美学を見習いたいと思うのです

 

どうぞこれからもお元気で

 

敬愛するタモリ様へ

 

今週のお題「あの人へラブレター」